この研修会は三重県在住在勤の方が参加されていて、ピアサポートに取り組まれている方やボランティアとして様々な活動に関わっている方、家族会に参加されている方、医療者など、さまざまな場所でさまざまなことを考えていらっしゃるたくさんの方が参加されていました。
感想を書かせていただきますがこれらはすべて、この研修会の場におりました私(宮本有紀)の個人的な感想です。
また、ご参加の皆様から写真撮影と写真のブログへの掲載に関してご許可をいただきましたので、写真もあわせてご紹介させて頂きます。
初日は、6つの島に別れて座っての研修だったのですが、2日目、3日目は全員で大きな輪に座っての研修でした。輪に座ると、みんなの顔が見えて、誰が話してるかもわかって、良かったです。
休み時間 |
3人組のロールプレイ中 |
【初日(8/4土)】
学ぶために、学びの妨げになることを考える:
たとえば学校の授業や何十人も参加している講演会で、こういったことを感じても、声をあげることをしてこなかったな、、、、と自分を振り返り、参加したい、学びたいと思うからこそ、お互いにこれらを口に出して言うことは大切だと感じました。
- その場の空気を崩してしまうのではないかと考えてしまうこと
- 自分の経験を絶対だと思ってしまうこと
- 不安や緊張
- 自分の価値観と違うと感じること
- 疲れ
- 聞き取りにくいとき
等々。
スペースとつながり:
この日は、IPSのいう、意図的というのはどういうことか?意識的とはどういうことか?スペースとは何か?という質問が。
どれも、なんとなくイメージはあるものの、言葉で表すことはとても難しそう。体得できたら少しは表せるようになるのか、それとも、体得できても言葉で表すのはやっぱり難しいことなのか。。。
わかりたいという思い、確信を持ちたい、誰かにきちんと説明したい、とみんな思うんだな、ということを実感すると同時に、説明すること、伝えることの難しさともどかしさを感じました。
最後の振り返りで
「IPSは技法ではない、どちらに向かせようとか、そういう方向づけをするものではなく、はだかの魂と魂が触れ合うものだという感じがした。」
と話された方が。私もそんなイメージを抱いていたので、うれしくなりました。
2日目の会場(研修会終了後) |
1,2日目の会場の県立看護大学 |
【2日目(8/5日)】
マインドフルネス
学びに開かれる会話
・自分がそこに持ち込んでいるもの
・家のたとえ
・思い込みに気づく たとえば批判されたと感じるとき
感じたこと:
- どんなときでもつながらないといけないわけではないし、どんなときでも会話を開いていかないといけないわけでもない。ただ、自分の思い込みや自動的な反応にはいつも気づいていけるといいなぁと自分に対しては思う。難しいけど。。。
ロールプレイ |
おしゃべり中 |
【3日目(8/6月)】
マインドフルネス
お互いの学びに開かれた関係性
関係性に対してお互いが責任を担う
自分のパートを受け持つ
感じたこと:
- 自分のパートに責任を持つ、自分の荷物を自分のものとして認識する。相手も自分の荷物を持てる人で、自分の責任を引き受けることができるということは根底にある。それを信じることができるからこそ、自分の思いを差し出せるし、相互的な関係になれるのだと思う。
- パワーについて。「相手の方が知っている、余裕がある、というのもパワーになり得る。それはIPSをより学んでいる、ということでも生じ得るパワーなのではないか。」確かに!自分が得たいと思っていることに近づいているように見える人に感じるパワーってあるなぁ、と感じました。そのパワーをお互いに気づいて口に出せると良いのかなぁ。
三重県津市から臨む伊勢湾 |
参加された皆様、サポートしてくださったあっこさん、えっちゃん、つっこさん、皆様どうもありがとうございました。
今後共どうぞよろしくお願いいたします!