Wednesday, September 1, 2010

IPS研修参加者より:最近の心境

Intentional Peer Support (IPS) 研修に参加した方から最近の心境についてメッセージをいただきました!
いろいろなお考えや体験などを、共有できるのはとても有り難く、うれしいです。 どうもありがとうございます!

一部内容を改変し、個人名を特定できないようにした上で、ご本人の許可を得て、ここに記させていただきます。皆様、引き続きいろいろ教えていただければ幸いです。

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「最近の心境」


東京のIPS研修は本当に衝撃的でした。去年から○○の試験、△△療法一週間缶詰めで家族のことなどを振り返り、集中クラス、ファシリテーター研修、オープンでホームヘルパー就職、でIPSと畳み掛けるように自分にいろんなチャレンジをしてみました。

でも一番凄かったのはやっぱりIPSでした。世話焼きアディクションと主治医に言われていた自分が叩きのめされて(IPSで言うところの)「家」が崩壊しました。研修中にクライシスになり、夜、宿から友人に電話して助けてもらいました。それがとてもIPS的で、死にたいと言っても慌てずになぜそう思うのかとか丁寧に向き合ってくれて自分のクライシスで、IPSって本当に有効なんだなと実感しました。次の日もへろへろで研修会場に行きましたが泣いていても鬱でも研修を受け続けている自分がいて、調子が最悪でも動けるんだ、やれるんだ、考え続けられるんだと発見して自信になりました。

なんとか新しい家の土台だけ作り、地元に帰り日々IPSを実践しています。家族とも深い話ができました。仲間との電話相談や会った時の会話が変わりました。歯車が噛み合って毎日音を立てて自分や周りが変わっている感じです。なんか関係が濃密になって、つながりが強化されました。家族には、変わった。とよく言われます。

IPS研修から帰ってきたら案の定過活動でガス欠を起こして調子が悪くなりました。でも入院はしたくないし、第一まだ前の入院費が未払いで入院も難しいので、自宅でWRAPなんかを総動員して凌いでいました。そしたら普段なら入院してるようなレベルの調子の悪さでも家事をしたり買い物にいったり友達と会ったりメールや電話して普通に生活ができているのです。以前なら大量の頓服を飲んで鬱で寝込んでいるのに、ストレスや悩みや具合がわるいのに包囲されていても笑って毎日が過ごせるようになっています。頓服の薬も殆ど飲まなくなりました。飲むと思考が止まり、せっかくクライシスで自分が変われるチャンスを薬で誤魔化したくないからしんどくても薬を飲まずに考え続けるようにしています。

なんでかなあと思うと、IPSで他人との繋がりを再認識して、今まである人間関係を意識できるようになり、つながりが密になって、私の病気の根本、私は生まれてこなければよかった、という根っこの部分がケアされて仲間がいるよ、1人じゃないよ、繋がっているよと思えることで劇的に良くなり症状が症状でなくなってただの落ち込みや不快感になっているところがあります。確かに症状は不快ですが、それを抱えたままいろいろできる自分にキャパが広がったというか、悪いなりに生活できる能力が備わった気がします。IPSをうけて白か黒か的な発想が是正されてありのままに生きれるようになりました。今、地元のピアサポートグループでIPSの話をしていますが実りがあるといいです。

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