Wednesday, March 27, 2013

京都でインタビュー

IPS (Intentional Peer Support) 「意図的なピアサポート」を考える取り組みの一環として、研修に参加されたことのある方々にインタビューを行なっています。先日京都でインタビューを行なってきました。

この取り組みでは、IPSを学んで気付いたことを大勢でのグループの話し合いの中でお聞かせいただいたり、3-5人程度のグループで話し合ったり、お一人にだけ聞いたり、といろいろさせていただいているのですが、今も試行錯誤中というか、暗中模索中であります。もっとグイグイーッと沢山インタビューを重ねて、方法を確定してジャジャジャー!ッと分析するとか、そういうのもありなんだろうと思うのですが、現時点ではガンガン行くというよりは、ゆっくり次のお話をお聞きしに行っている感じです。

これまで、インタビューについてブログで紹介したことはなかったのですが、こういう過程も公開していくことにも意味があると感じて、今回インタビューに参加してくださった方々のご許可をいただいて、こちらで紹介させていただきます。

インタビューの概要は、



インタビューはいつも、IPSの勉強会の会場で行わせていただいたり、喫茶店などの飲食店や貸し会議室など、できるだけ話のしやすそうな、さまざまな場所で行っていますが、今回は、京都のカフェの2階にある、この素敵なレンタルルームが見つかったため、こちらで実施させていただきました。このお部屋、京町家の2階にあり、静かで、下のカフェのメニューもいただけるんです。今回は、夕飯時の実施だったため、夕飯も食べちゃったりしながらお話をお聞きしました。



 

 

ご協力いただいたかわさま、さっちゃん、はなちゃん、そのさま、ありがとうございました。
お話をお伺いできたこともとてもうれしくありがたいですし、一緒にお話する中で、IPSについて私自身深まった部分がありました。

今回、どうしてIPSの研修に出ようと思ったのか、IPSの研修会に参加してどのような印象を受けたかなどについてもお聞きする中で、知らなかったストーリーをお聞きして自分の世界がさらにひらかれた気持ちになったり、同じ場にいて共有したことがらについて感じたことを話し合っていたときは、それぞれの見方を互いに出し合っている感じがしたと同時に、忘れていた自分の感情が思い出されたり、その時とはまた別の見方が自分の中で生まれたり、という経験をしました。同じ場にいても、受け取り方も感じ方も違う、そしてそれはまたどんどん変化していく、ということを実感し、他の人に見えているものは聞いてみなければわからないし、それから、たぶん会話をする中でもどんどんそれらは変化していくんだろうな、と感じました。これは、インタビューでもあったわけですが、なんでしょう、自分にとって貴重な時間でした。

皆様にお会いできたこと、インタビューでお会いできたこともそうなのですが、そもそも皆様と出会えたことに改めて感謝した時間でした。どうもありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

Sunday, March 17, 2013

IPS 合宿(小樽) 2013年3月

2013年3月9日(土)~10日(日)の2日間で、北海道の小樽でIntentional Peer Support (IPS)の合宿が行われました。

この合宿は、「IPSをたっぷり学ぶin北海道 ~楽しく学んで語り合いましょう~」と題した合宿で、北海道の方が多かったですが、道外からも全国各地から定員いっぱい(定員は24名)の方がご参加されました。

この合宿の前夜には、札幌でワークショップが行われ、そのワークショップに参加して、合宿にいらっしゃった方も合宿参加者の半分くらい(?)いらっしゃいました。

IPS合宿会場 小樽のペンション


合宿会場は雪深い小樽市でした。道外から参加した身からすると、雪だー!!と大興奮でした。

ブログに掲載することのご許可も得て、写真を撮影しましたので、写真も交えて合宿について簡単に報告させていただきます。ここに述べてあることは全て、私宮本有紀の個人的な感想です。

【一日目】
まずは宿にチェックイン。それからすぐに合宿参加の皆さんとチェックイン。
そのままの流れで主体的であることについて、ピアサポートについてなど、話し合いました。

その後、休憩や夕食をはさみ、夕食後は二つのグループに分かれて、IPSのロールプレイなどをするグループに私は参加しました。
こちらでは、まずは大グループで話をしたあと、さらに2つの小グループに分かれてロールプレイなどを行いました。

 

相手の話を聞きながら相手のことをとやかくしたくなる気持ちに気付いたり、響き合う感じを体感したりしながら、沢山練習しました。

その後、また皆で懇親し、温泉を楽しんだり、夜まで話し合ったり、合宿ならではの楽しい夜でした。

合宿解散前に集合写真を撮ろうと
【二日目】
北海道はこの日、暴風雪で、小樽地域も朝から天候がすぐれず、合宿解散予定のお昼頃はますます天気が崩れるだろうとの予報で、合宿は急遽、朝食後に解散となりました。事務局の方がさまざまな情報からこの解散時刻の繰り上げを決断してくださったのですが、これがまさにすばらしい判断で、ご参加された皆さまがそれぞれの地域へ道路などが閉鎖される前にお帰りになることができたとのことでした。
すばらしい!
こういった行事の予定を途中で変更することには、大変な勇気がいると思うのですが、情報を収集し、参加者の安全を考えて決断をしてくださったこと、大川さん、ほんださん、本当にありがとうございました。

そして、小樽から札幌方面経由で帰る組で集まれる人たちだけで、札幌に場所を移し、合宿後の続きの会が行われました。

 

ここでも、小グループに分かれての練習などを行いました。たとえば、(自分について)困っていることや心配事などを相手が話し始めたときに聴いてみる練習などを行いました。

札幌も雪、雪、雪でした
そんなこんなで、北海道の雪をたくさん見て、IPSについて学んで語り合った、とても楽しく思い出深い合宿となりました。

事務局をしてくださった大川さん、さまざまにご準備してくださった皆様、参加者の皆様、関係された全てのみなさま、本当にどうもありがとうございました!

Tuesday, March 12, 2013

IPS ワークショップ(札幌) 2013年3月

2013年3月8日(金)の19:00-20:30に札幌市でIntentional Peer Support(意図的なピアサポート:IPS)の短時間のワークショップがありました。

このワークショップは、からびな学習会として「IPSの世界観にふれる ~学びが生まれる関係とは~」と題して開催されました。

ここでは、IPSの目指している関係、主体と主体の関係について考え話し合いました。
定員いっぱい(約50名)の方がいらしてくださり、話し合いは小グループで行いました。

  • 自分が(自分の)主体であるとは?
  • どんな関係の時、自分は主体的でありやすいか?
  • それぞれの主体性を脅かすようなのはどのような状況、関わりのあり方?

などについて話し合いました。

準備風景1
私の参加した小グループでは、自分が主体となったと感じた経験が話されたり、なんのフィルターもない状態だと主体的でいられる(他の人の目や反応を気にしている時には主体的にはなれない)との表現があったり、相手に対する思いを伝えるところまでは構わないのだけれど、だからこうしろ、と言われてしまうような関係は主体性が脅かされる(あなたに幸せになってほしいと思っている、と言われるのはいいけれど、幸せになって欲しいからこうしなさい、と言われるのは脅かされる)という話などが出て、心に響くことがたくさんありました。

準備風景2
もっと時間があったらなー、もっと皆さんのお考えなど聞きたいなー、と思うような、楽しい時間でした。

ご参加くださった皆様、ご準備やその他もろもろに関わってくださった皆様、気持ちを送ってくださった皆様、大川さん、ほんださん、こばちゃん、えりさん、すがわらさん、こす、しゅうまん、みなさまどうもありがとうございました!