Sunday, November 28, 2010

IPSカフェの活動はじまる!

Intentional Peer Support (IPS)に関連して全国でどのような活動がなされているか知りたいという声をいただき、また私自身が知りたいということもあり、得ることの出来た情報を、このブログを通じて皆様と共有していけたらと思います。

今回は、関東地方で始まった活動のご紹介です。

先日、「IPSカフェ」という活動がはじまりました。
ここでは、実直、率直なコミュニケーションということで、参加者がじっくりと話し合いながら、相互性を大事にするなどIPSに気を配った対話をする、という活動をされているそうです。

参加者を大々的に募集している段階ではないとのことで、連絡先や実施場所についてはここには掲載いたしません。

IPSカフェの皆様、また今後の展開を是非是非教えてくださいませ。

IPSの勉強会をこんな形でしている、とか、IPSを実践する活動をしているなどの情報がありましたら是非教えていただければ幸いです。

Wednesday, November 24, 2010

研究助成を受けました

このたび、Intentional Peer Support(IPS) をもっと知るための研究に関連して、
公益財団法人 三菱財団の平成22年度社会福祉事業・研究助成をいただくことになりました(課題名:日本版IPS(Intentional Peer Support)の開発と評価-サービス利用者と援助者の新たな関係-)。

また、同じくこの研究に関連して、
文部科学省の平成22年度科学研究費補助金 若手研究(A)の追加採択の通知をこの秋いただきました(課題名:サービス利用者-援助者間関係の変革と協働のための技法研修プログラムの開発)。

このIPSに関する活動は、助成を受けることができなかったとしても取り組むつもりでいたものではありますが、助成を受けることができたことは大変うれしく有り難く、これらの助成を最大限有効・有用に使わせていただき、期待に反しないよう、真摯に取り組んでいきたいと思います。

本研究の趣旨をご理解いただけたこと、大変ありがたく思っております。
そして本活動にご協力いただく皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

Sunday, November 21, 2010

IPS関連ブログのご紹介 (4)



今日は、ご自身の日々や、Wellness and Recovery Action Plan (WRAP)、リカバリー、ソーシャルワークなどに関して感じられたことや、さまざなま情報を紹介していらっしゃるブログ、【いい感じ】な自分になる方法? ≪ロン≫のマイペース日記をご紹介させていただきます。

WRAPの活動もされているロンさんの印象に残ったこととか、ロンさんの好きなもの、ロンさんのテレビ購入の話など、人間らしさが見える、あたたかいブログです。
ロンさんは、参加された講演会や研修会についての感想などを載せてくださるので、参加できなかった会の様子を知ることもできるし、また、自分が同じところに参加していたときなどは、自分の感じ方とはまた別の視点での見方、感じ方を提示してもらうことができ、とてもありがたいです。

ロンさんは Intentional Peer Support(IPS)の研修会にも参加され、その時の様子も書いてくださっています。

無事に研修終わりました

前回告知したIPS(Intentional Peer Support)の5日間集中トレーニングが無事に終わりました
いやぁ~今回の研修は人生34年のなかで一番辛かったです(笑)。

なぜ辛かったか? 
どんな研修だったか? 
そもそもIPSって何? 
などなどこのブログに書いていきたいと思っていますが、まだこの5日間の体験をうまく言語化できそうもなくもう少し自分のなかで咀嚼してから書こうと思います。
「無事に研修終わりました」の全文を読む

IPSってなに?とか、この、感情の動きはなに?とか、ほんと、私もそう思いました、、、。
お会いして話すのはもちろんいいのですが、お話しできなくても、感じたことなどを教えていただけて、うれしいブログです。

みなさま今後もどうぞよろしくお願いいたします。

Monday, October 4, 2010

IPS関連ブログのご紹介 (3)


今日は、Intentional Peer Support (IPS)についても触れられていて、リカバリーに関する本や文献、Wellness and Recovery Action Plan (WRAP)など様々な活動(就労の方のIPSも!)に関する情報を紹介していらっしゃるブログ、hiroの図書館をご紹介させていただきます。

hiroさんとは、リカバリーについて一緒にお話ししたり、hiroさんのブログやつぶやきをいつも拝読しております。なんと言いますか、hiroさんの話を聞いていると安心できて、信頼できるという感覚がすごくあるのです。

第41回北海道作業療法学会終了
何かに向かっていくときに誰にも必要なのは学びと励ましとチャンスかな。
「第41回北海道作業療法学会終了」の全文を読む

↑これは就労のIPSに関して言ってるかな、と思いつつ、何にでも通じる素敵な言葉だと思いました。

また、IPS研修についても研修中に感じたことなどを書いてらっしゃいます!

IPS研修会1日目
やっぱり、言葉は言霊ですね。さらに言うのであれば、同じ言葉を言い方だけでも変わってしまう。自分の世界観から見ると、その言葉や非言語が示すことがどのような意味があるのかということや、同時に自分の発する言葉や非言語がどのような影響を相手に与えるのか、それらを考える(意図的に考えるあるいは意識をする)ことが重要なんだなと思いました。
「IPS研修会1日目」の全文を読む

意図的な関係性、意識的な関係性、IPSってなんだろう、、、といつもいつも考えているのですが、hiroさんのブログや、いろんな方のブログや発言を見聞きすることで、もやもやが晴れたり、さらに考えるきっかけをいただいたりしています。ありがとうございます。

みなさま今後もどうぞよろしくお願いいたします!

Thursday, September 16, 2010

IPS関連ブログのご紹介 (2)



今日は、Intentional Peer Support (IPS)について考えるところ、思うところを記載されたエントリーのあるブログ、blogをご紹介させていただきます。

このブログは、研究やウェブサイトのことでとってもお世話になっている株式会社シロシベの園さんのブログです。園さんは、社長さんであり、お坊さんでもあって、会社のことや、お寺の話題も出てきて、読んでいるだけで物知りになれそうな、美しいブログを書かれています。

今回のエントリーでは、IPSに対する率直な印象・感想が書かれていて、

それで、僕の身近な場所にこの研修に参加されたが何人かいて、出た方の感想を聞くと、「深い!」とか「すごく考えさせられる」とか「生まれ変わったような気がする」という言葉さえ出てくるのですが、何がどうなっているのか今ひとつ分かりません。ま、簡単に説明できたら研修も研究も必要ないわけですが。
「@IntentionalPeer」の全文を読む

といった記載があります。また、IPSについてもっと知るための研究についても、考えるところを書いてくださっています。

関係性についてのIPS、なんだかおもしろそうだし、関わっている人も楽しそうなんだけど、いったいなんなのか、今ひとつわからない、というご意見はしょっちゅう頂くわけで、IPSに関心を持ってくださった方に対して、どんな風に発信したり表現したりしていくか、というのは今後の課題の一つなんだろうなぁ、と感じています。

園さま、次へつながる素敵な考察ありがとうございます!!

Tuesday, September 14, 2010

IPS研修参加者より:気がついちゃった

Intentional Peer Support (IPS) 研修に参加した方から気付きについてメッセージをいただきました。
皆様のメッセージを共有できるのはとても有り難く、うれしいです。 どうもありがとうございます!

ご本人の許可を得て、ここに記させていただきます。許可をいただいてから、このブログに記すまでに時間が経ってしまってごめんなさい!

皆様、引き続きメッセージ、お待ちしております!!! 

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「気がついちゃった」


IPS効果の新たな気付きがありました。
病気前の自分は雲爺のように上から地上を見ていて、僕に手を振る多くの人の中から興味を持った人とだけ遊んであげていた。
病気になってからは海の底からはるか上を優雅に泳ぐひとたちを見上げて「いいなぁ」って思っていた。
上で泳ぐひとたちは以前自分がしていたように僕のことを見下しているのだろうなぁって。

でも海の底は雲より心地よく、海の底でも楽しめる僕がいて、同じ底にいるひとたちや上を泳ぐひとたちともつながることができるぞ。
なぜなら僕にはIPSがあるから。

そう思えたらますます楽しくなって、僕が楽しくなると周りのみんなも楽しくなって、海の底はますます居心地がよくなって・・・。

IPSがあれば海の底から空の上のひとともつながれると思えて。そのつながりも以前は意識していなかった深いつながり方で。
深いつながりが持てると、また楽しくなって・・・。

IPSがあれば世界に平和をもたらすことができるんじゃないかって・・・。

こんな気付きと心境です。

僕はIPSのおかげで生まれ変わりました。それも楽しい理想の自分に・・・。ついでに理想の自分が見つかりました。

Saturday, September 4, 2010

IPS関連ブログのご紹介 (1)


今日は、仕事や家族、畑の話と、毎日の中でのIPSについて語られている、温かくてクスッとさせていただけるブログ、ミニと野菜とオヤ汁とをご紹介させていただきます!

とても素敵な文章がたくさんあるのですが、IPSに関連するもので印象的な部分を一部引用させていただくと

会話
このグループでは、悩み事を聞く機会が多い。そこで僕は毎回IPSの手法を取り入れた会話を試みようとするのだが、自分の世界観がどうしても出てしまう。IPSは難しいと再、再、再確認。。。何度確認すれば気が済むんじゃい!
「会話」の全文を読む

とか

僕を家にたとえたら
下から上に上がる時にはWRAPを使うことが基本。1階以上なら陽転思考も使用可能。
落とし穴に落ちても地下室に落ちる前のなるべく上の階で抜けられるようWRAP、陽転思考、IPSに磨きをかけよう。IPSがどの階で有効なのかは試してみないとわからない。地下室でも使えるようになりたいと思う。
「僕を家にたとえたら」の全文を読む

といった、IPSを実践しようと思う場面についての文章がそこかしこに。
オヤ汁さま、この場での紹介をご快諾くださりありがとうございます!

Wednesday, September 1, 2010

IPS研修参加者より:最近の心境

Intentional Peer Support (IPS) 研修に参加した方から最近の心境についてメッセージをいただきました!
いろいろなお考えや体験などを、共有できるのはとても有り難く、うれしいです。 どうもありがとうございます!

一部内容を改変し、個人名を特定できないようにした上で、ご本人の許可を得て、ここに記させていただきます。皆様、引き続きいろいろ教えていただければ幸いです。

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「最近の心境」


東京のIPS研修は本当に衝撃的でした。去年から○○の試験、△△療法一週間缶詰めで家族のことなどを振り返り、集中クラス、ファシリテーター研修、オープンでホームヘルパー就職、でIPSと畳み掛けるように自分にいろんなチャレンジをしてみました。

でも一番凄かったのはやっぱりIPSでした。世話焼きアディクションと主治医に言われていた自分が叩きのめされて(IPSで言うところの)「家」が崩壊しました。研修中にクライシスになり、夜、宿から友人に電話して助けてもらいました。それがとてもIPS的で、死にたいと言っても慌てずになぜそう思うのかとか丁寧に向き合ってくれて自分のクライシスで、IPSって本当に有効なんだなと実感しました。次の日もへろへろで研修会場に行きましたが泣いていても鬱でも研修を受け続けている自分がいて、調子が最悪でも動けるんだ、やれるんだ、考え続けられるんだと発見して自信になりました。

なんとか新しい家の土台だけ作り、地元に帰り日々IPSを実践しています。家族とも深い話ができました。仲間との電話相談や会った時の会話が変わりました。歯車が噛み合って毎日音を立てて自分や周りが変わっている感じです。なんか関係が濃密になって、つながりが強化されました。家族には、変わった。とよく言われます。

IPS研修から帰ってきたら案の定過活動でガス欠を起こして調子が悪くなりました。でも入院はしたくないし、第一まだ前の入院費が未払いで入院も難しいので、自宅でWRAPなんかを総動員して凌いでいました。そしたら普段なら入院してるようなレベルの調子の悪さでも家事をしたり買い物にいったり友達と会ったりメールや電話して普通に生活ができているのです。以前なら大量の頓服を飲んで鬱で寝込んでいるのに、ストレスや悩みや具合がわるいのに包囲されていても笑って毎日が過ごせるようになっています。頓服の薬も殆ど飲まなくなりました。飲むと思考が止まり、せっかくクライシスで自分が変われるチャンスを薬で誤魔化したくないからしんどくても薬を飲まずに考え続けるようにしています。

なんでかなあと思うと、IPSで他人との繋がりを再認識して、今まである人間関係を意識できるようになり、つながりが密になって、私の病気の根本、私は生まれてこなければよかった、という根っこの部分がケアされて仲間がいるよ、1人じゃないよ、繋がっているよと思えることで劇的に良くなり症状が症状でなくなってただの落ち込みや不快感になっているところがあります。確かに症状は不快ですが、それを抱えたままいろいろできる自分にキャパが広がったというか、悪いなりに生活できる能力が備わった気がします。IPSをうけて白か黒か的な発想が是正されてありのままに生きれるようになりました。今、地元のピアサポートグループでIPSの話をしていますが実りがあるといいです。

Monday, August 30, 2010

アクションリサーチ:パーカー 「ラディカル質的心理学―アクションリサーチ入門」

イアン・パーカー(Ian Parker)著、八ッ塚一郎訳の「ラディカル質的心理学―アクションリサーチ入門」を読みました。印象的な言葉のメモです。



この本の原題は「Qualitative Psychology: Introducing radical research」。2010年08月09日16:15:10

ラディカルって何だろう。radical: 徹底的な、根本的な、基礎の、本来の、急進的な、過激な、先鋭の。2010年08月09日13:15:12

p.12 ラディカルな心理学研究では質的研究方法がしばしば採用される。しかしそれは、質的研究が絶対的に優れているからではない。2010年08月09日13:20:26 

p.12 続き:しかしそれは、質的研究が絶対的に優れているからではない。今のところ質的研究のほうが、科学(あるいは科学的でないもの)の本質について高度な議論を展開しやすいからというだけのことである。2010年08月09日13:21:19

p20 倫理に関する5つの重要事項―人間性、相違、個別性、了解不能点、異種混交性。2010年08月11日23:45:29

p32 バディウ Badiou による悪の生まれる三つのパターン―幻影simulacra、背信betrayal、絶対視absolutization 2010年08月11日23:51:52

p32 Badiou による悪―「幻影simulacra」物事を誤らせ損なってしまう偽りの像、「背信betrayal」当初の思いを捨て去り裏切ること、「絶対視absolutization」全てにわたり何らかの枠組みを強要し同意を強いること。2010年08月12日23:03:51

p40 客観的であろうとする試みはすべて、ある種の主観性を必要とする。2010年08月12日23:05:57

p41 反省とは、経験を問い直すこと、ある出来事がいかにして自分の感じた形にでき上がっていったかを関係の中で問うことである。2010年08月12日23:07:55

p43 記述することは、他者に向けて呼びかけることである。ひとつの主観的な経験がいかにして生じたのかを、異なる主観に向けて説明する試みのことである。2010年08月12日23:55:03

p46 人は自分の経験の書き手となることで、自分の経験からいくばくか距離をおけるようになる。その結果、自分たちの特定の主観性、特定の物の見方や考え方がいかにして生じたのかを反省できるようになる。2010年08月13日23:07:06

p78 インタビューは目的をもった会話であるとよく言われる。ただし、目的がインタビュワーによって最初に決められている点が、インタビューと会話の本当のちがいだとされる。2010年08月19日22:40:42

p79 インタビューに関わる人々がうまく事を運べるかどうか、共同研究者(インタビュワーとインタビュイー)たちがインタビューを通して新しいものを生み出していけるかどうかも(リサーチクエスチョンは)規定する。2010年08月19日22:45:27

p.177 われわれには共同研究者(研究協力者)がいる。たとえば、共同研究者にとって重要な意味をもつ問題については、共同研究者に判断を委ねるという方針ですべてを貫いてもよい。すると、共同研究者とのやりとりを通して研究方法自体が生み出されてくる。2010年08月19日22:59:07



ラディカルってこういうことを言うのかー。と思うような、斬新な意見もたくさんある本でした。

正直に書くと、続きを早く読みたい!とはならない時期があり、一ヶ月以上毎日持ち歩いていたにもかかわらず、流し読みというか、 途中を飛ばしながら読んだ部分がありました。
というわけで、飛ばした部分を読んで印象に残ったものがまた出たらそのときにまた書きます!

Sunday, August 29, 2010

アクションリサーチ:モートン=クーパー「ヘルスケアに活かすアクションリサーチ」

Twitter の読書メモ、振り返りやすくするためにブログにまとめます。まずは、アクションリサーチの本です。

アクションリサーチというのは、1940年代にクルト・レヴィン(Kurt Lewin) によって提唱された研究手法です。この言葉が最初に出てきた論文はおそらく「 Lewin, K. (1946) Action research and minority problems. J Soc. Issues 2(4): 34-46」です。

このアクションリサーチという手法、Intentional Peer Support 研究の参考になるのではないか思い、アリソン モートン=クーパー(Alison Morton‐Cooper)著、 岡本玲子、鳩野洋子、関戸好子訳の「ヘルスケアに活かすアクションリサーチ」を読みました。

以下、印象に残った言葉たちです。


p15 アクションリサーチは、研究方法の1つではなく、ましてや研究方法群でもない(しばしばそのように言われてはいるが)。2010年07月18日08:51:20


p15 それ(アクションリサーチ)はむしろ、人々が相互支援的な環境のなかで、自分たちの置かれている状況の理解を共有し、改善することに役立たせることのできる人間問題の研究に対する哲学的アプローチである。2010年07月18日08:53:01


p19 (操作的定義として)アクションリサーチとは「実際のヘルスケアの現場における問題を明確にし、可能な解決策を探るために行う共働的介入である」と実用的な説明ができるだろう。2010年07月18日08:55:59


p102 (アクションリサーチで)「本当に大事なことは、社会に関連する重要な問題を議論するという、あなたが実践者とともにやってきたことなのである。」 2010年08月01日23:49:05


p119 (アクションリサーチにおいては)「実際にそこで活動している第一線の関係者が、その価値や大事にしていることを認識し共有する過程を通して、主体的で意味のある変化をもたらす」 認識、共有。大切そう。。2010年08月01日23:54:15



コンパクトで(分厚くなくて)、持ち歩きやすく、読みやすい本でした。

Intentional Peer Support (IPS)のことをもっと知るために、 実際に自分もIPSに取り組み、そして、IPSに取り組んでいる人たちと対話をして、深めていきたいと考えています。
それだけだったら、やればいいじゃん、というものなのですが、そこで取り組んだことやわかったことを「研究」の言葉や「専門用語」に慣れている人たちから見てもわかるような形で表現していきたい、と考えています。
そんなわけで、自分のやってみたい形に近い研究手法をいろいろと勉強中です。

この過程でツイッターが読書メモに便利なツールであるということも発見しました!

Thursday, July 29, 2010

連絡先の保管を考える

今回の研修参加者の皆様には、IPSを学ぶことで起きること、関係性について考えることで起きることを考える研究をやりたいということを説明し、協力をお願いするご連絡を今後受け取っても構わないと思われた方には連絡先を教えていただきました。具体的には、お名前と、メール、電話番号、住所、ご希望の連絡方法を紙に書いて(直接手渡し、あるいはFAX、メールで)いただきました。そこで、連絡先情報の最も安全な管理の仕方を考えました。
  1. 個人情報は漏洩を避けるために厳重に保管したい。 たとえばExcelなどに入力して保存するとしたら、流出防止のためにネット環境から切り離した状態で保存をする必要がある
  2. しかし、メールアドレスは、名前と連結された状態でメールを送るわけで、ネット環境から切り離して保存・保管することは不可能。
というわけで結論は、名前とメールアドレスはPCのメーラーのアドレス帳で管理し、他の情報はPC等に入力するのではなく、紙のままきちんとファイリングし施錠できる部屋の施錠できる棚で保管。ということにしました。皆さんはどうされているのでしょうか。

と思っていたら、シロシベの園さんがこんなことをつぶやいてくれていたため、
漏洩して困る情報はとらない、っていうのが理想なんですけどね。まあ、そんなことは言ってられなくて収集するんですが、最低限にするっていう努力はあり得ますよね。@tamakisono

たしかに、現時点でご連絡先をくださっている方は全員がメールでのご連絡を第一希望とされていて、住所や電話番号を使う機会はとても少なそうです。必要のない情報は収集しない。今後はその点を気をつけたいと思います。

Thursday, July 22, 2010

IPSに関して知りたいこと

Intentional peer support (IPS)を学ぶこと、関係性について考えることで
どんなことが起きるのだろうか。

IPSを学んだことで何か変化があったか、あったとしたらどのような変化か、
IPSを実践したことで何か変化があったか、あったとしたらどのような変化か。

IPSを今後どのように実践していくことができるのか。

そんなことを、参加者の皆様と一緒に考える機会をいただくことができると
有り難いと思っています。

笑顔でうなずいてくださった皆様、どうもありがとうございます。

Friday, June 18, 2010

IPS について考えるTwitter、ご質問いただいた発言ルールについて考える

Intentional Peer Support (IPS)に関する研究をすすめるにあたり、Twitterを活用してオープンに色んな人の声を集めることを狙って作った(作ってもらった)このサイト、反応の速さに驚いたり戸惑ったりしつつ、素敵な対話の場ができるのではないかという期待がふくらんで参りました。

さて、そんなTwitterなのですが、オープン早々、「参加する時や発言の時のルールはありますか?」というコメントをいただきました。特にそのようなことは考えずに始めてしまったのですが、質問を受けて考えました。

ルールは、特にありません。

どんな意見も大歓迎です。つぶやきかけていただくの、うれしいです。@IntentionalPeer でのつぶやき、宮本が全部読みます。が、全部に返信できないかもしれません。返信がなくても怒ったりしないでください。率直に思いや考えていることを表現してもらえると嬉しいです。ということでとりあえずはお願いいたします。

と、ここまで書いて、ルールについてさらに考えました。つぶやいていただくのに、こちらがルールを指定するもしないもないですね。本当に自由に、一緒につぶやいていただければ、うれしいです。

Sunday, June 13, 2010

はじめまして

Intentional Peer Support (IPS)に関する研究として、
IPSや関係性、相互性、対等であることについて考え、
関心のある方達との意見の交換やそこで生じる変化、
そしてそれらの過程について表現する研究を行いたいと考えています。

考えていることを表現すること、互いに表現し合うことも
大切な要素だと思うので、その過程をできるだけオープンに
記録しておきたいと思っています。

どこまでオープンにするのか、どんな表現が良いのか、などなど
考えることはいっぱいですが、その考える過程も、ここに
なるべく書き留めておきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

Saturday, June 12, 2010