Thursday, September 16, 2010

IPS関連ブログのご紹介 (2)



今日は、Intentional Peer Support (IPS)について考えるところ、思うところを記載されたエントリーのあるブログ、blogをご紹介させていただきます。

このブログは、研究やウェブサイトのことでとってもお世話になっている株式会社シロシベの園さんのブログです。園さんは、社長さんであり、お坊さんでもあって、会社のことや、お寺の話題も出てきて、読んでいるだけで物知りになれそうな、美しいブログを書かれています。

今回のエントリーでは、IPSに対する率直な印象・感想が書かれていて、

それで、僕の身近な場所にこの研修に参加されたが何人かいて、出た方の感想を聞くと、「深い!」とか「すごく考えさせられる」とか「生まれ変わったような気がする」という言葉さえ出てくるのですが、何がどうなっているのか今ひとつ分かりません。ま、簡単に説明できたら研修も研究も必要ないわけですが。
「@IntentionalPeer」の全文を読む

といった記載があります。また、IPSについてもっと知るための研究についても、考えるところを書いてくださっています。

関係性についてのIPS、なんだかおもしろそうだし、関わっている人も楽しそうなんだけど、いったいなんなのか、今ひとつわからない、というご意見はしょっちゅう頂くわけで、IPSに関心を持ってくださった方に対して、どんな風に発信したり表現したりしていくか、というのは今後の課題の一つなんだろうなぁ、と感じています。

園さま、次へつながる素敵な考察ありがとうございます!!

Tuesday, September 14, 2010

IPS研修参加者より:気がついちゃった

Intentional Peer Support (IPS) 研修に参加した方から気付きについてメッセージをいただきました。
皆様のメッセージを共有できるのはとても有り難く、うれしいです。 どうもありがとうございます!

ご本人の許可を得て、ここに記させていただきます。許可をいただいてから、このブログに記すまでに時間が経ってしまってごめんなさい!

皆様、引き続きメッセージ、お待ちしております!!! 

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「気がついちゃった」


IPS効果の新たな気付きがありました。
病気前の自分は雲爺のように上から地上を見ていて、僕に手を振る多くの人の中から興味を持った人とだけ遊んであげていた。
病気になってからは海の底からはるか上を優雅に泳ぐひとたちを見上げて「いいなぁ」って思っていた。
上で泳ぐひとたちは以前自分がしていたように僕のことを見下しているのだろうなぁって。

でも海の底は雲より心地よく、海の底でも楽しめる僕がいて、同じ底にいるひとたちや上を泳ぐひとたちともつながることができるぞ。
なぜなら僕にはIPSがあるから。

そう思えたらますます楽しくなって、僕が楽しくなると周りのみんなも楽しくなって、海の底はますます居心地がよくなって・・・。

IPSがあれば海の底から空の上のひとともつながれると思えて。そのつながりも以前は意識していなかった深いつながり方で。
深いつながりが持てると、また楽しくなって・・・。

IPSがあれば世界に平和をもたらすことができるんじゃないかって・・・。

こんな気付きと心境です。

僕はIPSのおかげで生まれ変わりました。それも楽しい理想の自分に・・・。ついでに理想の自分が見つかりました。

Saturday, September 4, 2010

IPS関連ブログのご紹介 (1)


今日は、仕事や家族、畑の話と、毎日の中でのIPSについて語られている、温かくてクスッとさせていただけるブログ、ミニと野菜とオヤ汁とをご紹介させていただきます!

とても素敵な文章がたくさんあるのですが、IPSに関連するもので印象的な部分を一部引用させていただくと

会話
このグループでは、悩み事を聞く機会が多い。そこで僕は毎回IPSの手法を取り入れた会話を試みようとするのだが、自分の世界観がどうしても出てしまう。IPSは難しいと再、再、再確認。。。何度確認すれば気が済むんじゃい!
「会話」の全文を読む

とか

僕を家にたとえたら
下から上に上がる時にはWRAPを使うことが基本。1階以上なら陽転思考も使用可能。
落とし穴に落ちても地下室に落ちる前のなるべく上の階で抜けられるようWRAP、陽転思考、IPSに磨きをかけよう。IPSがどの階で有効なのかは試してみないとわからない。地下室でも使えるようになりたいと思う。
「僕を家にたとえたら」の全文を読む

といった、IPSを実践しようと思う場面についての文章がそこかしこに。
オヤ汁さま、この場での紹介をご快諾くださりありがとうございます!

Wednesday, September 1, 2010

IPS研修参加者より:最近の心境

Intentional Peer Support (IPS) 研修に参加した方から最近の心境についてメッセージをいただきました!
いろいろなお考えや体験などを、共有できるのはとても有り難く、うれしいです。 どうもありがとうございます!

一部内容を改変し、個人名を特定できないようにした上で、ご本人の許可を得て、ここに記させていただきます。皆様、引き続きいろいろ教えていただければ幸いです。

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「最近の心境」


東京のIPS研修は本当に衝撃的でした。去年から○○の試験、△△療法一週間缶詰めで家族のことなどを振り返り、集中クラス、ファシリテーター研修、オープンでホームヘルパー就職、でIPSと畳み掛けるように自分にいろんなチャレンジをしてみました。

でも一番凄かったのはやっぱりIPSでした。世話焼きアディクションと主治医に言われていた自分が叩きのめされて(IPSで言うところの)「家」が崩壊しました。研修中にクライシスになり、夜、宿から友人に電話して助けてもらいました。それがとてもIPS的で、死にたいと言っても慌てずになぜそう思うのかとか丁寧に向き合ってくれて自分のクライシスで、IPSって本当に有効なんだなと実感しました。次の日もへろへろで研修会場に行きましたが泣いていても鬱でも研修を受け続けている自分がいて、調子が最悪でも動けるんだ、やれるんだ、考え続けられるんだと発見して自信になりました。

なんとか新しい家の土台だけ作り、地元に帰り日々IPSを実践しています。家族とも深い話ができました。仲間との電話相談や会った時の会話が変わりました。歯車が噛み合って毎日音を立てて自分や周りが変わっている感じです。なんか関係が濃密になって、つながりが強化されました。家族には、変わった。とよく言われます。

IPS研修から帰ってきたら案の定過活動でガス欠を起こして調子が悪くなりました。でも入院はしたくないし、第一まだ前の入院費が未払いで入院も難しいので、自宅でWRAPなんかを総動員して凌いでいました。そしたら普段なら入院してるようなレベルの調子の悪さでも家事をしたり買い物にいったり友達と会ったりメールや電話して普通に生活ができているのです。以前なら大量の頓服を飲んで鬱で寝込んでいるのに、ストレスや悩みや具合がわるいのに包囲されていても笑って毎日が過ごせるようになっています。頓服の薬も殆ど飲まなくなりました。飲むと思考が止まり、せっかくクライシスで自分が変われるチャンスを薬で誤魔化したくないからしんどくても薬を飲まずに考え続けるようにしています。

なんでかなあと思うと、IPSで他人との繋がりを再認識して、今まである人間関係を意識できるようになり、つながりが密になって、私の病気の根本、私は生まれてこなければよかった、という根っこの部分がケアされて仲間がいるよ、1人じゃないよ、繋がっているよと思えることで劇的に良くなり症状が症状でなくなってただの落ち込みや不快感になっているところがあります。確かに症状は不快ですが、それを抱えたままいろいろできる自分にキャパが広がったというか、悪いなりに生活できる能力が備わった気がします。IPSをうけて白か黒か的な発想が是正されてありのままに生きれるようになりました。今、地元のピアサポートグループでIPSの話をしていますが実りがあるといいです。