Monday, November 18, 2013

IPS研修会 (三重) 2013年11月 継続研修 in 三重

2013年11月8日(金)~9日(土)に、三重県津市でIntentional Peer Support (意図的なピアサポート:IPS) の2日間研修会(継続研修 in 三重)がありました。

今回は、スタッフ含めて25名ほどで集まり、学び合いました。
この研修は継続研修という名前ではありましたが、何回目かのご参加の方もいれば、初めてご参加の方もいらっしゃり、互いに学んだ2日間だったと思います。


今回、この研修会を企画してくださった事業のブログ、「私たち、ピアです」にも、この研修会の報告↓が詳しく載っています!
http://mcnpeer.blogspot.jp/2013/11/ips-in.html
私たち、ピアです

この研修会にご参加された方々から、このIPSを考えるブログへ写真付きで掲載させていただくことのご了承を得ましたので、宮本の個人的な感想とともに掲載させていただきます。

この二日間研修会でのテーマは、私個人的には「慈しみ(自分へも他者へも)」と「感情を味わうこと」だったかなぁ、と思っております。

初日(11月8日金)、慈しみと、主体と主体の関係性について話し合いました。その中で、ある見方として、茨木のり子さんの「倚りかからず」が紹介されました。
研修の後、茨木のり子さんのほかの詩(「自分の感受性くらい」などもまた読み返し、主体でいることについてや関係性について考えていなかった時に読んだ時とはまた違った発見があったように感じました。

また、初日の午後、2人組になって「いい関係」について話し合う時間や、3人組でのロールプレイがありました。IPSの練習をすることができるのもうれしいのですが、一緒に演習をさせていただいた相手の方のことをもっと知ることが出来た気がして、うれしい時間でした。

二日目の「パワーの攻防から抜け出す」ロールプレイ1
二日目(11月9日土)は、「ものの見方、受け取り方」です。
同じことを聞いても、人によって受け取り方が違うこと、その相手に対する自分の思いがあるかないかによっても受け取り方やついつい出てきてしまう反応が違うことなどを実感しました。

その後で、感情を味わう演習をしました。3人組になって、何か自分が反応してしまいそうなことを言われた時に自分の中に起きる感情を味わうという演習です。
感情を感じているとき、特に自分にとって感じたくない感情の時には、反射的にその感情から逃げたくなってしまうのですが、その感情をただただ味わって、しばらくじっとしていると、その感情がすーっと消えていくのを感じました。
私達のグループでは、それを感じ、これは感じていたい感情でもそうなのだろうか?と試してみました。感じていたいような喜ばしい感情でも、じーっと感じていたら、どうなったでしょう。これは、是非皆様もやってみていただけたらと思います。

二日目の「パワーの攻防から抜け出す」ロールプレイ2
その後、パワーに巻き込まれた(あるいは巻き込まれそうな場面)でのロールプレイ(上の2枚の写真)を行い、研修は終了となりました。

自分の感情を味わうことと、自分にも相手にも慈しみを持つことで、相手にとっての経験にも目、耳あるいは心を傾けられるのかな、と感じ、そうすることで、次の対話が変わってくるように感じました。

今回も、いつものように、あっという間の2日間でした。

三重では、これまで、2012年8月の3日間研修2013年2月の2日間研修「IPS継続研修~深める~」2013年8月の2日間研修「当事者と協働する支援者のためのワークショップ」が開催されています。
この2年間で4回もIPS研修が開催されていること、継続することの力強さを感じると共に、いつも研修のご準備をしてくださっている三重の皆様に深く感謝しております。

また、研修にご参加くださったり、さまざまな形で関係してくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。

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