これまでも栃木の研修からはこんな通信やあんな通信をお寄せいただいています。
栃木、アツい。素敵。
こちらでお名前も含め紹介しても良いとのことで、みちさん、本当にどうもありがとうございます!
IPSに触れてどうだった、どう感じたなど共有していただけるのはとてもありがたいです。以下に紹介させていただきます!
IPS基礎研修@佐野に参加してみちさんどうもありがとうございました!
下平美智代(みち)
3月15日、16日と栃木県佐野市でIPS(意図的ピアサポート)の基礎研修を受けました。
初日は、参加して楽しかったし良かったけれど、「何が良かったのか」自分でもよくわかりませんでした。
二日間の研修では、写真の人物の様子からその人物にまつわるストーリーを創ったり、ロールプレイをしたり、マインドフルネス瞑想法をしたり、「主体性」について話し合ったりと様々なセッションがありました。ロールプレイでは、今の「関係性」のなかで私の「主体性」を見つめ、知り、次に意図的に行動を選択していくことを試し、違う行動をとったら自分の「気持ち」はどう変化するのかを知るというプロセスを体験することができました。ロールプレイは「ふりをすること」であるにも関わらず、気持ちも、体感覚的にも、あたかもそれがほんとうにそうなっているかのように変化することがたいへん興味深かったです。また、他者との関わりの中で自分のなかに自動的な反応として起こってくる価値判断や分析をあえて保留にして、話しを聴く、というセッションがありました。これは一見難しいように感じられましたが、ロールプレイで体験してみてからは、こういうふうにすると、聴く方も話す方も、徐々にその人らしさが現れ、より自然でいられるのかもしれないと思うようになりました。
今振り返ると、このIPS研修では、私は楽に「素(す)」の自分でいることができた気がします。社会人になると自分の役割と自己を同一視してしまうということはよくあることだと思いますが、社会的役割(例えば職業)と自己とを同一視した人同士の関わりと、「素」の人同士の関わりは、質的に全く異なるものになるように思います。IPS研修では、ほとんどの参加者が、「素」のその人でいるような感じがして、それがとても嬉しく、心地良く感じられました。セッションが進むにつれ、そうなっていったのか、それとも参加者のみなさんがもともと、自分らしさを素直に出す人の集まりだったのかはわかりませんけれど・・・。
「素」の自分でいることからくる感覚なのか、「素」の自分と「素」のその人との関係性のなかで生まれる感覚なのか、今もってはっきりとはわかりませんが、最終日、「なんかこの感じいいなあ~。何だろう・・・」と思っていました。久しく味わっていないような、それでいて、遠い記憶には残っているような感覚。初日に、リピーター参加の誰かが「何か懐かしい感じがある」と言っていました。初参加の私にはそのときには意味がわかりませんでしたが、帰宅後に振り返って、「この感覚のことを言っていたのかもしれない」と思いました。
そして、この研修ではファシリテータの久野さん、コバさん、荒木さんにたいへんお世話になりました。このお三方は、情報を与え過ぎず、でも必要なことは知らせてくれ、そして気づくのを助けてくれたと思います。それまで、私は「自分を変えなくては」と思っていました。しかし、私が望んでいたことは、自分を変えるというよりも、自分の行動や言動を「素」の自分にフィットする方へ変えるということだったのだと気づきました。「素」の自分に「フィットしている/していない」のセンサーは「気持ち」です。気持ちがワクワクしていたり、温かくなったりしていれば、それはフィットしているということで、憂鬱で、重くて、キリキリしていて、悲しい気持ちがしたら、それはフィットしていないということです。
あれから1月ほどたちましたが、「マインドフルネス」を続けています。そして私の生活にはちょっとしたうれしい変化が起きています。またぜひIPS研修に参加したいと思っています。佐野で出会ったみなさんとまたどこかでお会いすることもあるのかな、と楽しみです。
ありがとうございました。
皆様からのIPSにまつわる(あるいはこのブログに対しても!)さまざまなご意見ご感想、お待ちしております!
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