(半年以上もたってのご報告となってしまいました。。。写真等の掲載をご了承くださっていたみなさま、遅くなってしまい申し訳ありませんでした。)
2月の津での研修会、今回もスタッフあわせて25名ほどが集まり、意図的なピアサポートとマインドフルネス等を行い、身体で感じること、味わうことなどをしました。
今回も、と書きましたのは、三重県津市では継続的にIPS研修会が開催されており、2014年8月、2013年11月、2013年8月、2013年2月、2012年7月と、これまでにすでに5回も開催されていて、この2月が6回目のIPS研修会だったのでした!
毎回、津での研修会には、IPSに触れるのは初めてという方も、毎回のようにご参加くださっている方ともお会いできて、とてもうれしく心温まる研修会です。
この研修会を企画してくださっている事業のブログ「私たち、ピアです (http://mcnpeer.blogspot.jp/)」からダウンロードできる「みえピアサポート通信 第四号」にも、この研修会のご報告が掲載されていますので、そちらもご覧くださいませ。(右側下の方に「ピサポート通信バックナンバー」の一覧があります。そこをクリックすればダウンロードできるようになっています。)
さて、この研修会にご参加された方々からこのブログへ掲載させていただくことのご了承を得ておりましたので、写真と共に研修会のご報告を掲載させていただきます。
一日目
マインドフルネスからです。「静かで贅沢な時間だった」「肩の力が抜けてあたたかい感じ」という印象を語る方もいれば、「頭の中の考えが押し寄せてくる」「脱力するのは難しい」と語っていた方もいました。休憩をはさんで、次は沈黙です。グループで沈黙をしてから、お話しをしました。日常生活の中で、何気なく人と話したり、あるいは沈黙で居続けたりしていることに気づき、また、言葉にすることについて、話すことの落ち着かない気持ちや話すことで得られることについて気づきのあった時間でした。
お昼休みをはさみ、それぞれに「自然との沈黙の会話」です。外を歩いたり、それぞれに過ごしました。戻ってきてから、「他者の語りとともに居る会話」の時間を持ちました。頭の会話と感覚や気持ちの会話をそれぞれ聞いて、日頃、頭の会話、論理的に話すトレーニングを受け続けてきてしまっていることを痛感しました。
二日目
「感覚を通した人と人との交流」では、自分の受け取っているエネルギーを感じました。こういったことを書くと、この研修では一体何をしているのか???となにやら怪しいものとして受け取られてしまうのではないかとドキドキする部分もあるのですが、実際に、やってみると、エネルギーと呼べば良いのかなんなのか、感覚があるのです。それは日々感じているはずなのに、頭を使い始めると、その感覚がなくなってしまうというか、その感覚を感じなくなってしまっているのですね。そして、「内的な経験を表現し伝える、道具としての言葉」、「頭と身体」、「思いが閉ざされる会話、思いが開かれる会話」と続きます。
東田直樹さんの文章などを読みながら「考える」「感じる」の違いなどを感じて味わって、感じたことをシェアしました。
そして実際に、閉ざされる会話、開かれる会話を体感してみました。つまり、分析をする会話と、感覚を味わう会話です。
2日間は、あっという間に過ぎてしまい、研修会もあっという間に終わってしまいました。
この研修会も含め、津でのこれまでのIPS研修会を通じて、本当の意味で、その感情を感じられると、それまで頭で考えていたこととは違う感覚があること、誰かとの会話や対話においては、互いにそこにあるものを感じ合えると、まさに「通じる」感じがすることを私は感じました。
このご報告をアップするまでに、とても時間がたってしまったのですが、2月の研修会の記録を見ていて、いろいろなことが蘇ってきて、その時に感じたことなどを思いだしました。
ご参加くださいました皆様、お会いできてとてもうれしかったです。今後ともどうぞろしくお願いいたします。
そして、この三重県津市でのIPS研修会の運営をいつもしてくださっている三重県立看護大学のみなさま、津での研修会をいつもご一緒させていただいている、えりさん、くぼさんに本当に感謝しております。どうもありがとうございました。
No comments:
Post a Comment